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What's New !!

■11/22 21時~生放送 町田慎吾です#9 guest:ほさかよう
「溶けてゆく弟」直前生放送!


「溶けてゆく弟」
主催:町田と佐藤、あとほさか。
脚本・演出:ほさかよう
出演:町田慎吾 佐藤永典
11月27日~12月3日
下北沢「シアター711」
チケット先行9月29日12時~
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11月27日(水)19:00
11月28日(木)14:00/19:00
11月29日(金)19:00
11月30日(土)14:00/19:00
12月1日(日)14:00/19:00
12月2日(月)19:00
12月3日(火)14:00

町田と佐藤、あとほさか。公式Twitter
溶けてゆく弟公式ブログ


伊賀の花嫁その四
2020年1月22~2月2日
俳優座劇場(六本木)
町田慎吾主演
瀬下尚人
水谷あつし


■映画「7 ナナ」
町田慎吾出演決定!
2020年公開!!





---Thanks----
ピウス企画「ヒューマンエラー」
8/8~8/18 中野ザ・ポケット
主演:町田慎吾
出演:畑中智行 永井幸子 森下亮 小玉久仁子 三上俊 河原田巧也 他


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Nanan

Author:Nanan
表現者町田慎吾君の甘口応援ブログ

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小さなお茶会。回顧録

コーヒーがはいったので
小さなお茶会。回顧録

千穐楽から丁度一ヶ月
果たしてどこまで思い出せるか(笑)
これ本当に難しいので順番は合ってないと思いますが
雰囲気だけでも伝われば

伝わらなかったところはDVDで(笑)

----------

フランス映画の挿入歌の様な音楽と
棚に綺麗にならんだコーヒーカップ
木造の椅子が並ぶ喫茶店のセット

「こんにちは!」
サングラスを掛けた細身の女(家納さん)が
一人の高校生・敬太(保都君)に声を掛ける

無言で見つめる敬太
女「返事くらいしなさいよ」
敬太「いきなり現れて何」
女「私、あんたを誘拐しにきたの」と
拳銃を敬太に向ける
「動いたら撃つわよ!」

拳銃に近づく敬太
「動いたよ、どうしたの?撃たないの?」

背を向けて帰ろうとする敬太に
パンパンとエアガンの音

敬太「痛え!何すんだよ!」
女「そりゃ痛いわよ、ミリタリーショップで一番痛いの買ってきたんだから
これ連射モードもあるんだから」

「やめろばか!」と逃げる敬太
女「逃げたら撃つわよ、大人しくついてらしゃい」
敬太「どこに?」
カバンからチラシを取り出す女
「喫茶店、美味しいコーヒー飲みに行きましょう~!」


オープニング
ビッグバンド調の曲に合わせて
喫茶店の世界が動き出す
喫茶店の店員、お客に扮してキャスト登場

赤いチェックのネルシャツに
チェックのエプロン姿でコーヒーを運ぶ町田君
大きなこいけさんを見上げて微笑むのが
本当に可愛いの

本編では絡まない、今井さんも小玉さんも
お客さんとして登場
小玉さんの後を追って笑いながら階段を駆け上る町田君
有馬さん、桑野君、が残って本編へ

---------

マスター「最近よくみえますね、ミドリさん(こいけさん)のお知り合い?
ああ、あの身長が2メートル超えそうな勢いの」(笑)
ミドリさん千秋楽は2メートル4センチになってましたね(笑)
少年「大学の先輩なんです」

店員の園美(原田さん)が入ってくる
「園美ちゃん、今日もお願い」と
チラシの束を渡すマスター(有馬さん)

「わかりました!」と外に出ようとする園美
少年「あの!何か、着てった方が、外寒かったから」
「ありがとうございます!」と元気に駆け出す園美の姿を
デレデレと見送る少年(桑野君)

マスター「スミマセンね~
園美さん、チラシ配り終わったら直ぐ戻ってきますから」
少年「何ですかそれ!」

少年「どういう意味ですか!」
マスター「近頃駅前にチェーン店が出来たので、うちも対抗していかないと
せっかく来て頂いたのにすみません。本当直ぐ戻ってきますから」

少年「僕は!ただ、コーヒーを飲みに来ただけですから!
僕はコーヒーを!ぼ、僕はコーヒーです」と
判り易くうろたえる少年(笑)
こういう芝居、桑野君さすがです(笑)


「あ、少し唐突過ぎました
あ~お名前は?」
少年「亀山です」
マスター「大学は楽しいですか?」と
ぎこちない世間話を始めるマスター
「で、園美さんが好きと」
少年「帰ります!」(笑)

2階から戻ってくるあきら町田君
マスター「まだお客さんいるの?」
あきら「一人だけ」

「少年、最近良く来るね~」
とニヤっと亀山を見るあきら

マスター「あ、亀山さん、さっき話をしてたんで」
あきら「話って?」
マスター「園美さんが好きだって」
あきら「やっぱり」

「言わないって言ったじゃないですか!
なんですか『やっぱり』って・・・」
泣きそうな亀山

あきら「いや、やっぱり園美の事が好きなのかって
前々から思ってたよ!
この少年は園美の事が好きなんだな~って
あ!確証はなかったよ!確証はなかったけど
まぁ100%そうなんだろうって」(笑)

そこに非番のミドリがやってくる
「亀、あんたまた来てたの?
良かったわね~マスター
拘りのコーヒー気に入って貰えて」

マスター「気に入って貰えたのが
コーヒーだったら良かったんですが」

カウンターの中で洗い物しながら
ニヤニヤ見てるあきらが可愛い

ミドリ「あんたまさか!やっぱり園美の事が好きで通ってたの?
園美の事じーっと見てたのも、あれ園美が好きだったから?
私達のコーヒーのおかわり断っといて、
園美のおかわりだけ貰ってたのも園美の事が好きだったから?
あれだけ園美が好きな素振り見せといて、本当に園美が好きって
まんまじゃん!何中学生みたいな恋愛してんのよ!」

亀山「先輩には関係ないじゃないですか~」
ミドリ「関係あるのよ」

「ミドリちゃん」と皿を持って前へ出るあきら
渋々皿に小銭を入れるミドリ

亀「もしかして!賭けてたんですか!?」
「オッズは低かったけどね」と
ニヤっと笑うあきら

亀山「賭けに使わないで下さい!
真剣な僕がバカみたいじゃないですか…」
神妙な顔をするあきら

ミドリ「わかった!あんたが園美と付き合えるように手伝ってあげる!」
「そういう事なら俺も」とあきら

まずデートでどこに行くかと集まる3人
そこに二階からお客さん(麻子:小玉さん)が降りてくる
振り向く一同

客「あ、いえ、なんでもないです」
と怪しげに二階へ戻る客

もうこの如何にも怪しそうな動きと表情は流石なんですが
小玉さんの動きは文字にできない(笑)



あきら「少年、園美さんとどこか行きたいところは?」
「園美さんと一緒ならどこでも」とデレる亀山
あきら・ミドリ「気持ち悪いよ」(笑)

「こういうのは、男がリードするものだから
ちょっとどいて」と亀山をどかすあきら

椅子に片足をかけて
「園美さん、今日これから何か予定ありますか?」
ミドリ「いいえ
華麗にターンして
「それなら僕と、ホニャララいきませんか?」

ミドリ「ホニャララ、私好きなんですホニャララ~

「これが流れ」と亀山を諭すあきら
普通にかっこいいお兄ちゃん(笑)


じゃあやってみてと
お盆を片手にウェイトレスポーズのあきら(笑)
これが超~可愛い

亀山「園美さんって事?」

「そう!早く!」と
おめめパチパチするあきら(笑)

亀山「今日はもうバイト終わりですか?」
「はい」と全力でウィンクするあきら
あきら「もっと感情込めて!」
亀山「込められませんよ、園美さんと全然違うし」
あきら「一緒だろ!ほぼ」(笑)
亀山「無理です…」

「はい交代!」とポーズするミドリ
亀山「無理です!」
「早い~!ちゃんとイメージして!」
と園美の身長までしゃがむミドリ(笑)


亀山「今日、これから時間ありますか?」
ミドリ「はい~」
言葉に詰まる亀山
後ろで「早くいけ!」と煽るあきら(笑)

痺れを切らしたあきら
「5・4・3・2・1!」

亀山「あ!僕と!映画に行きませんか?
あ…ちょっとベタ過ぎましたか…?」

拍手で近づくマスター
「良いよ少年~!それ良いよ~」とあきら

何の映画にしようと集まる
あきら「あ、あれは? エスプレッソの恋人たち」

「あれ観たかったんです!」と
映画を熱く語りだす亀山

驚いて観ているマスターとあきら

亀山「すみません!僕映画の事になるとつい熱くなっちゃって」
拍手をするマスター
あきら「いいじゃん!少年やればできんじゃん!
男が好きな事を語る。
これ女がグッとくるポイントだから!」

とりあえず映画のその後の事を考えようと
並ぶあきらとミドリ
亀山「その後って?」
ミドリ「どうすんの?告白とか」
亀山「告白!?話飛びすぎですよ~」

2人にやいのやいの言われる亀山
「だって、怖いじゃないですか!」

「なんかしらけちゃった」と
離れた席に座るあきら
「こんなに中学生だと思わなかったよ
『怖いじゃないですか~!』って(笑)」

携帯を見て慌てるあきら
「俺もう帰るね、
これから彼女と待ち合わせあるんで」
エプロン外して急いで上着羽織り
寒そうに身を縮めながら外へ出て行くあきら

「僕帰ります」と立ち上がろうとする亀山

亀山の傍に座るマスター
「私には亡くなった妻がいましてね、
私と妻も喫茶店で知り合ったのです。
妻は私のコーヒーが好きでよく来てくれました
今でもそこにいるようで話しかけそうになる時もありますが
妻はもうそこにはいない、何も言う事も聞く事も出来ない」

亀山「僕、今日、園美さんに言います!」
マスター「何て?」
亀山「好きだって…」
マスター「もう一回!」
「君の事が好きです!」と
マスターの顔目掛けて告白する亀山に
顔面シャワー拭って喜んでるマスター(笑)
「ブラボー!」

そこに園美が帰ってくる
3人で物々しくスタンバイ

「あの!」勇気を出して園美に声を掛ける亀山
園美「はい!」
亀山「・・・」
園美「どうかしましたか?」
亀山「コーヒーお代わり下さい!」(笑)

頭を抱えるミドリ(笑)
ミドリ「大体予想はついてたけど」
マスター「私のブラボー返して下さい」(笑)

そこにまた2階の客が降りてくる
客「あ?あの、、
コーヒーお代わり~、頂けまっす?」
マスター「お持ちしますので、お席でお待ち下さい」
「は、い」と怪しげに戻る客

「やっぱり!あのお客さん!
マスターに気があるんですよ!」と一人で盛り上がってる園美

ポカンとしてるマスター
ミドリ「どうすんのマスター?」
マスター「どうするって、別に」
亀山「お似合いだと思いますよ」
マスター「私は妻意外に・・・」

遠くを見つめるマスターが動かない
ミドリ「どうしたの?」
マスター「・・・・・・そんなの関係ありません!」

ミドリ「溜めすぎじゃない?」(笑)
園美「私、ちょっと確認してきます」と
2階にコーヒーを持っていく

「やっぱりでした~!」と帰ってくる園美
マスター「何が?」
園美「マスター鈍すぎますよ~!」と
お客さんがマスターに気があるのではと
みんなでワイワイ

マスター「私は妻意外にそう言う相手を作る気がありません!
ありませんが、気持ちに気付いた以上は
はっきり答えを出す必要があります」と
コーヒーを持って二階へ

「マスター今良いこと言わなかった?
相手の気持ちに気付いたら、答えを出してあげるべきって」
と亀山の肩を叩く園美

ミドリ「園美ちゃんも!」
園美「え?あ!私が最初に気付いたんだから、最後まで見守るべきって事ですか?」
ミドリ「いや・・・」
「判りました!ちょっと様子見てきます!」
と二階へ上がる園美

ミドリ「あの子あんたが告白しない限り、
自分で気付くことないわよ」
亀山「そうですよね~」

ミドリ「じゃあ賭けない?次に来たお客さんが
コーヒーを頼むか紅茶を頼むか
自分の選んだ方だったら、今日園美に告白する」
亀山「違ったら」
ミドリ「綺麗さっぱり諦める」
亀山「そんな~」

------------

お店の扉が開き若い女性客(リサコ・八坂さん)が現れる
あきら君いる?あきら君、ここでバイトしてる」
ミドリ「あなたは?」
客「私達付き合ってるの、ここで待たせて貰うわ」

注文をとりに来るミドリ
「ホットのカフェラテをノンファットミルクで
エスプレッソショットに・・」と
スタバのコアメニューを注文する客(笑)

ミドリ「・・・今日、切らしてまして・・・」
客「じゃあホットのカフェモカをノンファットミルクで
リストショット追加して」
ミドリ「リストカット?やめた方が良いですよ??」(笑)

客「もう、なんならあるのよ!」
ミドリ「ブレンドとか・・・」
客「ブレンド?なんの?」
ミドリ「豆と!なんかの!」(笑)

あきらが店に駆け込む
「リサコちゃん!駅で待っててって言ってたのに」

リサコ「だって外寒かったんだもん」
あきら「嘘!早く俺に会いたかったんでしょ」
リサコ「会いたかった、凄く会いたかった~」
あきら「全然感情篭ってない~、でもそんなクールなところも大好きだよ」
と判り易くイチャつく(笑)

リサコ「私お腹空いちゃった
ご馳走するから、何か美味しいもの食べにいかない?」
あきら「約束だったじゃない、今日俺のバイト先見せるって」
「私、仕事の出来ない店員がいる店になんて居たくないの」と
ミドリを睨むリサコ

あきら「仕事出来るよ!
ミドリちゃん、台に上らなくても電球取り替えられるんだから」(笑)
ミドリに お盆でお尻叩かれるあきら(笑)

リサコちゃんの好きなものを買って来るからと
リサコの機嫌をとるあきら
リサコ「良いよそこまでしなくても」
あきら「リサコちゃんの為だもん」
リサコ「外寒いよ、風邪ひいちゃうよ」
あきら「ひかないよ~」
リサコ「ひいたらどうする?」
あきら「うつしちゃう

とまぁイチャイチャするあきら達(笑)
このあきらが超~可愛かった(笑)

イチャイチャし続けるあきら達に
ミドリ「早くいけ~!!」(笑)

「待っててね」とチュッとリサコにキスをして
外に走っていくあきら


「水下さい」とミドリを睨んで二階に上がるリサコ
ミドリ「何なのよあの女~!」(笑)

--------------

「開けてください!!」
そこに慌てながらお店の戸を叩く
ラフな格好の男性客(今井さん)

慌てて戸を押し開けるミドリ
戸のぶつかって派手に転ぶ男性客(笑)
何度見ても面白い今井さんの鉄板ネタ(笑)

男性客「二階上がって良いですか?」
ミドリ「二階、今いっぱいなんで」
男性客「トイレ、二階ですか?
じゃあ僕トイレ借りに来たって事で」と
強引に二階に上げる男性客

入れ違いに
マスターが二階から降りてくる
後ろからもの凄い勢いで駆け下りて
マスターの前に回り込んで土下座する客

客「お願いします!せめてお話だけでも!
私何でもしますから!」
マスター「お気持ちは嬉しいですが」
客「お金?」
マスター「いや、まさか」
客「じゃ、体?
判りました。私脱ぎます!」
マスター「ちょっと待ってください」
客「脱ぎますったら~」

マスター「では場所を変えてお話ししましょう」
「良いんですか?」とギラギラした目でマスターを見る客(笑)

ここの小玉さんが最高に面白い(笑)

客に引きずられながら出て行くマスター(笑)

後から慌てて降りてきて
「お金!5000円で良いですか?」と
ミドリにお金を押し付けて出て行く男性客
ミドリ「トイレ代? 上で何があったの~??」


唖然とするミドリに
「やっぱり告白するなら、
アレぐらいの体当たりでいかなきゃダメですよね!」
と何故か決心する亀山(笑)

----------

「私が練習に付き合ってあげる」と
椅子を並べるミドリ

園美を映画に誘った後のシチュエーション
デートの予行練習の亀山とミドリ

・・・

「じゃあ、こんな感じで本番頑張ってね!
これ」
と言ってエプロンから映画のチケットを出し
亀山に渡し足早に出て行くミドリ。

-----------

一人になった亀山
二階から園美が降りてくる

静かにカウンターでコーヒーを入れる園美
意を決して「あの!」と亀山
「コーヒーお代わり下さい!」
やっぱり言えない亀山

園美「亀山さんは本当にうちのコーヒーが好きで、
よく来てくれてたんですね」
亀山「はい!」
園美「やだ私、勘違いしちゃった」

脈がありそうな園美の様子を見て決心する亀山
「あの、今日2人で映画に行きませんか?」
園美に映画のチケットを差し出す

静かにチケットを受け取る園美
ガッツポーズで大喜びする亀山

園美「あの、名前、聞いても良いですか?」
亀山「亀山あつしです!」
園美「あつし、私あだ名で呼ぶの好きなんです
あっくんって呼んで良いですか」
「あっくん!」と
派手に照れまくる亀山
ここの桑野君が可愛い(笑)

園美「敬語やめない?」
亀山「うん!」

2人の幸せそうな笑い声が響く店内
カウンターの棚にあるピンクのコーヒーカップが
そっとひっくり返る。

-----------------------

敬太「本当にこんなところに喫茶店なんてあるの?」
「わかんない」と迷子になる誘拐犯

敬太「あんた誘拐犯なんだろ、脅迫電話くらいかけろよ」
「あんたって呼ぶな」と誘拐犯
敬太「じゃあ何て呼べば良いんだよ」
誘拐犯「ジャスミン」
敬太「…ジャスミン?」
この2人のやり取りがなんか面白い(笑)

ジャスミン「私が昔好きだった映画のヒロインの名前
『紅茶党の彼女』って映画なんだけど
シーンを巻き戻してるみたいで面白いの。
一度見たシーンでも全然違う風に見えたり
全く気にも留めてなかった
登場人物が気にかかるようになったり」

敬太とジャスミンの回想
喫茶店の様々なシーンが
ターンテーブルの上で回り出す


あきら達がいる喫茶店が
回転式舞台で
序章のシーンを色んな角度から見せる演出

ここから歪み出すほさかワールドが堪りません

----------------------

コーヒーを持って息を切らしながら
店に入ってくるあきら
ミドリ「どうしたの?早かったじゃない?」
あきら「走ったもん」
ミドリ「随分入れ込んでるわね~」
あんな女のどこが良いの?」
「そのどこが良いの?ってところを
好きになっちゃうもんじゃない
好きになったら、もっと好きになって貰える様に努力する」
ちらっと亀山に目をやるあきら

「まあ少年、頑張りなよ」
といってリサコが待つ二階に上がるあきら

----------------------

舞台が回転して二階の席
長居している一人の女、麻子が
イヤホンマイクで電話をかける

麻子「絹雄!絹雄!」

外の茂みから顔を出す絹雄(今井さん)
「なあに?姉ちゃん」
麻子「いるんなら返事しなさいよ
何か怪しい人影とか居ない?」

「待って」と双眼鏡で様子を伺う絹雄
「いないよ」
麻子「本当なの?」
絹雄「そんな事よりさ、寒いんだよね~外」
麻子「当たり前じゃない冬だもの」(笑)

絹雄「それと、今日家にマイナンバー届くはずなんだよね~
俺、自分で受け取りたいんだよ」(笑)
ここは今井さんの日替わりネタ
天気予報からマイナンバーネタで落ち着きましたね(笑)


絹雄「だからさ~姉ちゃん、帰っても良いでしょうか」
麻子「あんたそれでも人間!?
私の息子が誘拐されてるのよ!」
絹雄「だから悪戯だって」
麻子「何であの子が私にそんな事するのよ!」
絹雄「うまくいってるの?」
麻子「いってるに決まってるじゃない
ちゃんとご飯作ってるし、部屋の掃除だってしてるし
友達が来たら、うちの子宜しくって挨拶だってしてるし、
そりゃ向こうから話し掛けてくれる事はないわよ
ないけど、あの年頃の男の子ってそんなもんでしょ?」

話を聞こうともしないで喋り捲くる麻子に
「…うん、そうだね」と絹雄

絹雄「第一、身代金とか要求してこない誘拐ってある?
誘拐ってもっと小さい子にするもんでしょ
敬太君もう高校生だよ」

麻子「あの子はただの高校生じゃないの
可愛い高校生なの!」(笑)

「犯人が腐女子丸出しの変態女だったらどうするのよ!
あの子は前代未聞の誘拐に巻き込まれたのね」と
とここから麻子の妄想全開
さすがは小玉さんな独擅場です(笑)

文字には現せられないので
DVDでご確認下さい(笑)


店の扉の鈴が鳴る
麻子「誰か来たかも!」
絹雄「ゴメン見てなかった」
「何やってんのよ!私見てくる!
あの子はいつもそうなのよ~!」
と良いながら一階へ駆けていくんですが

一階のシーン用に舞台を回転させるまでの間
走り続けてなければいけない
小玉さんの荒行(笑)

一階に駆け下り一斉に注目を浴びる麻子
「あ、いえ、なんでもないです」

このシーンに繋がるんですね(笑)

チラシ配りから園美が帰ってくるところ
角度を変えながら何度も同じシーンが繰り返される
ほさかさんの妙技
ちゃんと見えない階でもお芝居が続いていて
タイミングがピッタリなのが凄い!


怪しげに二階に戻る麻子
「なによ!バイトの子が戻ってきただけじゃない!」

一階のシーンでお客さんとマスターの恋を疑った園美が
様子を見にコーヒーを運んでくる所

必死に本を読んでる振りをする麻子
コーヒーカップを交換しながら
あからさまに麻子を覗き込む園美(笑)

「ごゆっくりどうぞ!」と
元気に下に降りていく園美

麻子「なんなのあの娘!絶対怪しい!
まさかあの娘が犯人!?」
絹雄「わざわざ自分の職場に呼び出す犯人いると思う?」

絹雄まで巻き込んでの麻子の妄想劇(笑)

「私、確かめてくる!」
とコーヒーカップ片手に威勢よく階段を下りる麻子

で、また1階場面へ舞台回転中
「これ結構見た目より大変なのよ」と
懸命に走る小玉さん(笑)

トークショーで「物理的に走ってるのは私だけ」
と言っていたのはこれです(笑)


一階
カップ片手に乗り込む麻子の前にマスター
「コーヒー、頂けまっすぅ?」

耳のイヤホンが外れそうになり慌てて押さえる麻子の仕草が
更に園美の誤解を招く(笑)


二階に駆け戻る麻子
「犯人が判ったわ!!あの男よ!
マスターよ!
あの目、犯罪者の目よ!!」(笑)


----------------

園美「やっぱり!あのお客さん!
マスターに気があるんですよ!」と一人で盛り上がってる
ここは序章の繰り返しシーン

マスター「私は妻意外に・・・」

「どうしたの?早くいってあげなさいよ」
とコーヒーカップをひっくり返しながら
椅子に腰掛けるミドリ、ではなく妻の影

マスター「私は君意外の女性とは」
妻「嘘」
マスター「何が嘘なんですか!」

客の気持ちをきちんと確かめるように煽る妻役のこいけさん
が、何故か歌劇調(笑)
マスター「判りましたよ!」

ミドリ「溜めすぎじゃない?(笑)」
ここのシーンに繋がります(笑)

マスター「私は妻意外にそう言う相手を作る気がありません!
ありませんが、気持ちに気付いた以上は
はっきり答えを出す必要があります」と
兵隊の様な足取りでコーヒーを持って二階へ


--------------

麻子「近づいてくる」
絹雄「何が?」
麻子「誘拐犯よ!誘拐犯のマスターよ!」
絹雄「どんな感じ?」
麻子「いかにもコーヒー持ってきただけですって感じ」
絹雄「多分それコーヒー持ってきただけだよ思うよ」(笑)

必死に本に隠れている麻子
を、凝視するマスター(笑)
マスターもなかなか切り出せない

そこにやってくる園美の姿の妻
コーヒーカップをひっくり返し
「な~にやってるのよ!
あなたっていつもそう」

リサコの姿の妻
「一人で勝手に悶々として
あなたっていつもそう」

「いつもそう」と
ミドリに亀山まで妻に(笑)
マスター「お願いですから
出てくる時の姿は一人に絞って下さい」(笑)

そして4人でミュージカル調に
マスターを煽って去っていく(笑)


麻子「見られてるの!見られてるのよ、じっと!」
絹雄「誰に?」
麻子「マスターよ!とにかく早く来て!
お姉ちゃん殺されちゃうかも知れない」

「判った今行く!待ってて!」
急いで店に向かう絹雄
素直な絹雄が何か可愛いんですよね

そして下では
「開けてください!!」
と絹雄が扉にぶつかるあのシーン

-----------

二階
マスター「何か私に話したいことはありませんか?」
麻子「実は、私、あなたに会いに来ました」
マスター「やはり。。お気持ちは嬉しいですが
単刀直入に申し上げます。
あなたの気持ちには答えられません。
諦めて下さい」
麻子「ええ”~~~!!」

すっかり勘違いし合ってる両者(笑)
階段を下りるマスターの前を遮って
土下座する麻子
「お願いします!せめてお話だけでも!
私何でもしますから!」
このシーンになるんですね(笑)

この麻子の「お金ですか?」を聞いて
慌てて麻子のカバンから財布を取り出し
絹雄の「5000円で良いですか!?」
のシーンに繋がります
もぉ~ほさかさん(笑)


そして「とりあえず外で話しましょう」と
麻子を外に連れ出すマスター

-------------------


二階の席で一人であきらを待つリサコ
注文を取りに園美がやってくる

リサコ「ねえ、あきら君って店ではどんな感じ?
私、あきら君と付き合ってるの」
「凄い!凄い!お客さんあきらさんと付き合ってるんですか?」
と凄いテンションではしゃぎ出す園美

園美「お客さんの方が詳しいんじゃないですか?」
リサコ「違うでしょ、好きな人の前と、そうじゃない人の前じゃ」
園美「不安なんですか?あきらさん軽そうですもんね」
リサコ「ちょっと何でそんな話になるの?
付き合うことになったのだって、彼から強引にだったんだから
本気になられて迷惑してるくらい」

園美「だったら安心しても良いですよ
あきらさん全然本気じゃないですから」
リサコ「ちょっと何なの!?」
園美「あきらさん優しいですか?」
リサコ「当たり前じゃない、そんな事も判らないの?」
園美「じゃあやっぱり本気じゃないです」
怒りに震えて立ち上がるリサコ

「あ!」っとリサコの顔を見る園美
「ファンデーションよれてますよ!
ダメですよ10代の頃と同じの使ってたら」


そこにスタバのコーヒーを持ったあきらが駆け上がってくる
「はい!リサコちゃんの好きな
タゾチャイティーラテ
まだ温かいんだよ
園美ちゃんも持ってみる?温かいから」

恐る恐るコーヒーを手に取る園美
「本当だ!温かい!」
あきら「でしょ、はいどうぞ」と
コーヒーを渡してリサコの顔を覗き込むあきら

慌てて顔を背けて
「ちょっと、トイレ」と
席を立つリサコ


コーヒー片手に園美の顔をじっと見つめるあきら

睨むでもなく、挑発するような
このあきらの表情が本当にゾクゾクする

後半のヘビーなシーンよりも何より
凄い迫力なのですよ

そして2人が向き合ったまま半暗転し
舞台が回転する

------------------

ジャスミン「あ~美味しかった~海老グラタン」
敬太「・・・」
ジャスミン「海老ドリアだった?海老グラタン?
海老グラタンでしょ?」
敬太「不味いなんて言ってないだろ」

「ちょっと待ってて!
はい、食後のコーヒー!」と言いながら
コーヒーの上で咽るジャスミン(笑)
これアドリブなんですが後の
「いいよ…」と敬太が拒否る意味が変わってくる(笑)

敬太「コーヒーなんて苦いだけじゃん」
ジャスミン「あんたって本当に子供ね
コーヒーの味か判らないなんて」

敬太の携帯が鳴り出す
ジャスミン「良いよ出て出て!
聞かない聞かない」

敬太(電話)「いいって!関係ないだろ!」
ジャスミン「ちょっと何その言い方?彼女でしょ?」
敬太(電話)「俺今誘拐されてるから」
ジャスミン「ちょっ」
敬太(電話)「今替わるから」
「母親」と言ってジャスミンに電話を渡す敬太

「はい。誘拐犯でございます」
妙にかしこまるジャスミン(笑)

「ええ、元気ですよ~
食事も取りまして~、海老グラタンを
警察? そうですね~、知らせない方向で」(笑)

ジャスミン「この後ですか~?」
チラシの裏に何やら書いてみせる敬太

チラシを読むジャスミン
「今から言う所で指示を待て」と
チラシ喫茶店の住所を読ませる、

そう、麻子が喫茶店で待ってたのはこれ!

ジャスミン「ちょっとどうすんのよこれ
お母さん喫茶店でずっと待ってるじゃない!」
敬太「ほっとけばいいんだよ」
ジャスミン「何その口の利き方!」
敬太「だってうるせぇんだもん」

ジャスミン「あんた本当に子供ね
当たり前じゃない親なんだから
それだけ心配してるって事でしょ!
ちょっと番号見せて!お母さんに電話してあげる」と
電話しようとするジャスミン
揉み合ってジャスミンの携帯を取り上げる敬太


「あ!ちょっと待ってトイレ!」
とお腹を押さえて走っていくジャスミン

ポケットに入れたジャスミンの携帯が鳴る
「はい」と電話に出る敬太


------------------------

亀山とミドリのデートのリハーサル
前章で書かれていない
亀山への、ミドリの切ない恋心

亀山に映画のチケットを渡して
外に出るミドリの目に涙が滲む

-------------------------


再び向き合う園美とあきらのシーン

「ドキドキした?
さっきコーヒー渡したとき
リサコちゃんの前で手、握られると思って
ドキドキしたでしょ」
悪戯っぽい笑顔で園美をみつめるあきら

園美「なんなのこれ
何でお店にまで連れて来るのよ
他の子と遊ぶのは良いよ」
あきら「いいんだ」
園美「よくないけど
何でそれを私に見せるの?」
あきら「俺は園美の事が好きだから
園美にはずっと傷ついてて欲しいんだよね」
園美「あっくん、本当に私の事好きなの?」

目の色が変わりテーブルを叩いて怒鳴り散らすあきら
「当たり前だろ!
好きだからこんな面倒臭い事してんだろ!
あんな勘違い女連れて来たのだって
全部お前の為だろ!」

園美「私、そんな事して欲しくない」
あきら「お前、本当に自分の事わかってないのな」
園美「あっくんおかしいよ」
携帯の画像を見せるあきら
「こんな事されて喜んでる女に言われたくないんだけど」

「いつ撮ったの!」と
慌てて携帯を奪おうとする園美
園美の手を捻り上げるあきら

園美「普通にしようよ」
あきら「普通って?」
園美「普通に2人で遊びに行ったり」
あきら「2人で映画みたり?」
園美「うん」

「じゃあ行こっか」
優しく微笑むあきら
「リサコちゃんと3人で」

このあきらの笑顔が本当に可愛くて怖い
こんな事言いながら少年の様に微笑むんですよ!


床に打ち伏す園美
携帯のカメラを園美に向けるあきら
「良いよその顔
いつもみたいにバカみたく笑ってる顔よりずっと良いよ」

このあきらのギラギラした狂気の表情が
本当に凄い!

------------------

リサコがトイレから戻ってくる
何事も無かったかのように振舞う園美

「ああ、もうコーヒー温くなっちゃったよ~」
わざとテーブルにコーヒーをこぼし
「園美ちゃんゴメンこぼしちゃった」と
テーブルを拭くよう、園美を戻らせるあきら

「はい、リサコちゃん」とコーヒーを渡そうとして
受け取ろうと伸ばすリサコの手を強く引き、
そのままリサコを抱きしめる。

リサコを抱きしめたまま
園美の顔を見つめるあきら

ここの演出は最初
座ったままリサコを抱きしめてたんですが
前楽くらいでいきなり演出が変わった場所

リサコの肩越しに
傷つく園美の顔を嬉々としてみつめるあきら
普通に屈託のない笑顔を見せているのが
心底怖いくて本当に揺さぶられる

これがDVDに入ってないのが残念。

----------------

あきら達の横を静かに通り
一階に降りて行く園美

一階の壁がメッシュになっていて
二階で抱き合うあきら達の姿と
傷心の園美の姿が重なる演出

一階には亀山が一人で座っている
カウンターに入りコーヒーを入れる園美
「あの!」と亀山が園美に話しかける

そう、ここが
亀山が告白したシーンに繋がります。

そしてそのシーンをそのまま再現すると
園美の闇が見えてくる

少年の気持ちが判っていて
告白させるように仕向け
あきらと同じあだ名の「あっくん」と呼ぶ

無邪気に喜ぶ少年と
全て判っていて清純そうな笑顔を見せる園美

-------------------

「外で話しましょう」とマスターが麻子を連れ出すシーン
ガッツリ腕を組まれて
麻子を引きずって歩くマスター(笑)

麻子を公園に連れて行くマスター
そこにまた妻の影
妻「この寒いのに公園デートはないでしょ」
マスター「これはデートではありません!」

「もう付き合っちゃいなさいよ」
と囃し立てる妻の影達

妻「あなたは、私の事なんか忘れて、他の人と付き合いたい
そう思ってるのよ」
マスター「違います!」
妻「じゃあ逆ね、私があなたの事を愛してなかった
そう思ってるって事ね」

マスター「愛して、なかったのですか?…」

「あなたなんて愛してなかった」
と一階の妻たち
そして二階の二人も降りてきて
「あなたなんて大嫌いよ!」

全員ミュージカル調に
「あなたなんて愛してな~かった~♪」

マスター「もうやめて下さい…」

------------------
「ウルトラソウル」とか「どうにも止まらない」とか
陽気に歌い踊りながら登場するジャスミン(笑)
怪訝な顔してついて歩く敬太

ここは家納さんの日替わりオンステージ(笑)
演出のほさかさんからは
家納さんに「敬太を笑わせろ」と言う指令と
保都君に「絶対笑うな」と言う指令(笑)

保都君、2回位負けてましたね(笑)
ジャスミン「恥ずかしくないわけじゃないんだからね!」(笑)


敬太「ねえ、その服サイズ大きくない?」
「ダイエット成功したかな!?」と
おどけてみせるジャスミン

敬太「どっか悪いの?
さっき、病院から電話来てた」
ジャスミン「大げさなのよ~!ちょっと抜け出したくらいで」
敬太「死んじゃうとか?」
「…かもね」と寂しげに俯くジャスミン

「うそうそ!(笑)
そんな事よりあれ見て!」と高台に上って
遠くを指差すジャスミン
「あれ、私が通ってた高校!
見てあの娘達~風吹いたらパンツ見えるわよ
あれはもう女子高生じゃなく、太ももよ!」(笑)
敬太「親父かよ」

ジャスミン「あの太もも達から見たら
私達ってどう見えるだろう
あの中の一人くらい、親子に見えないかなぁって」

敬太「…見えないんじゃない」

「そうだよね、でももし見えるって娘がいたら聞いてみたいな
私達、どっか似てる?って」
敬太の腕を組むジャスミン

ジャスミンの手を解きながら
「もう行こう!寒いし」と立ち上がる敬太

ジャスミン「後、もう一箇所だけ付き合って欲しいところがあるの!」
「誘拐犯が人質にそんな事聞くなよ」と微笑む敬太

オモチャのピストルを向けて
「黙ってついてらっしゃい!」とジャスミン
ニッコリ笑って両手を上げる敬太
ここの保都君が可愛い!


みなまで言わせないほさかさんの本ですが
一緒に暮らせなかった息子の成長が見たい
ジャスミンの切ない親心がたまりませんね

--------------------

園美と亀山がいる一階に
舞台回転の途中から
あきらとリサコが降りてくる演出

「注文取りに来てくれないから、来ちゃったよ」と
リサコと2人上手側の席で向かい合うあきら

リサコ「何がお勧め?」
あきら「ブレンド」
リサコ「ブレンドって何の?」
あきら「豆」(笑)

これは前章のミドリとリサコのやり取りを受けて
毎回変わるアドリブです(笑)
あきらの「豆」の言い方が可愛い

リストカットネタの時は
凄い深刻そうな顔してるあきらが可笑しかった(笑)


園美「さっきはゴメンなさい、私やきもち焼いてたみたいで」
リサコ「良いのよ、子供の言う事気にしないから」
あきら「リサコちゃん優しいね~」

亀山に駆け寄る園美
「紹介します!私の彼氏です
彼氏の『あっくん』です」

一瞬顔色が変わるあきら

「彼氏だなんてそんな~」と恥ずかしがる亀山
「良かったじゃない少年!」と
亀山に握手を求めるあきら
「色々お世話になりました!!」と
嬉しくてあきらに抱きつく亀山

あきら「園美ちゃんもおめでとう」と
笑顔で園美に握手を求める

恐る恐る手を出す園美
園美の手を強く引き、そのまま抱きしめるあきら
必死にあきらから逃げようともがく園美

リサコ「何なのこれ!?」
あきら「聞いてるよ、何なのこれ?
俺も聞きたいよ、説明して?」

園美「もう嫌なの!」
あきら「勝手だな~、自分で望んどいて勝手に嫌になって
俺、傷ついちゃったよ」
園美「そんなの望んでなんかない」
あきら「お前本当に自分の事判ってないのな」

リサコ「どういう事?」
あきら「リサコちゃん俺の事好き?」
リサコ「好きよ」

いきなりリサコの顔を平手打ちするあきら
「何すんのよ!」と逃げるリサコの髪を掴んで突き飛ばす

あきら「これでも好き?
俺の好きってこういう事なんだけど」

「おかしいんじゃないの!」
店を出て行くリサコ

あきら「『おかしいんじゃないの』
おかしいんだよ、俺もお前も
これは、俺と、お前の
おかしいもん同士の話だから」

亀山「スミマセン、僕状況が良く判らないんですけど」
あきら「判らないよ、少年には、多分、一生
この少年がお前の事、本気で好きになれると思うか?」
亀山「なれますよ!好きですし!」
「園美の事何も知らない癖に」と突き放すあきら

亀山「全部知らなきゃ好きになっちゃいけないんですか!?」

あきら「園美の事知ったら、少年は逃げるよ
園美はなぁ、幸せになりたくなんかないんだよ!
ずっと幸せでいる自信がないから
失ったときの事考えて傷つくくらいなら
最初から不幸でいた方が良いって
そう思っちゃう面倒くさい女なんだよ!!」

「なぁ園美」と静かに園美に近づくあきら
「何で黙ってんだよ!お前の事言ってるんだよ!」
傍にあるピッチャーで
頭から園美に水をかけるあきら

熱いポットを手に取り
あきらの背中から熱湯をかける亀山
床に転がりもがくあきら

「やめて!」と園美の声が響く

ずぶ濡れのまま
すがる様な目で園美を見つめるあきら

あきらの顔に手を伸ばし
静かにあきらの頬を叩く園美
「お願い、帰って…」

絶望の表情で
そのまま静かに店を出るあきら


カウンターからタオルを取り出し園美に渡し
「汚しちゃってゴメンね」と
床を拭く亀山

エプロンの中から映画のチケットを取り出し
「ごめんなさい」と
亀山に返す園美

亀山「僕じゃダメですか?
僕じゃ園美さんと吊り合わない?」

「私、おかしいから…」
あきらの後を追って店を出る園美


一人、狂ったように床を拭きまくる亀山

----------------------

誘拐犯からの連絡を待つ麻子
「もう帰ろうよ、こんなの悪戯だって」と絹雄

麻子「何であの子が私にそんな事するのよ!
私頑張ってるでしょ?
本当に母親みたいになろうって
毎日頑張ってるでしょ?
頑張ってるのに何でありがとうって言ってくれないの?

悪戯だったら付き合うよ!
付き合うのに、なんでゴメンって言ってくれないの?」

黙って麻子を見ている絹雄
「何で黙ってるのよ!
何であんたもあの子も、そんな目で私を見るの?
何とか言いなさいよ!」

絹雄「言ったら聞いてくれるの?
敬太君の話、一度でも遮らずに聞いた事あるの?
姉ちゃんはいつも自分の事ばっか
褒めて欲しいとか認めて欲しいとかそればっか
姉ちゃん、敬太君の気持ち考えたことあるのかよ!」

珍しく声を荒げる絹雄の言葉に
ショックを受ける麻子

絹雄「へこむでしょ、自分の話聞いて貰えないと
だからさ、敬太君の話も聞いてあげなよ
ちょっとでいいからさ」

----------------

静かにベンチに腰掛けるマスター
そこにやってくる妻の影(八坂さん)

マスター「まだ出てくるんですか、何度出てきても同じです
あなたが私を愛していた姿は想像できない」
妻「どうして?ちゃんと思い出せば判るはずよ」
マスター「ちゃんと思い出してますよ」
「はい嘘!」とコーヒーカップをひっくり返す妻

どうしても愛されている自信がないマスター
「初めてデートに誘ったのは私、
プロポーズしたのも私」
妻「だから?私はちゃんとあなたを愛していたわ
言えなかったの、言うのが怖かっただけ」

マスター「だったらどうして一緒にいてくれなかったのですか!
どうしてこんなに早くいなくなってしまったのですか!」
すがるように妻の手を握るマスター
涙を滲ませる妻

妻「愛してたわ、言葉に出来なかったけど
私は私の出来る限り、精一杯あなたを愛していたわ
頑張ってたんだから、見逃さないでよ」

いつもの妄想の妻と様子が違う
「…本当に君なんですか?」

微笑みながらみつめる妻
「待ってください!
あなたが誰の姿でも構いません
僕を愛していなくても良い!
だから、もう少し、僕の傍にいてください!」

「私はいつでも、あなたの傍にいるわ」


-----------------------

公園で佇むマスターと麻子

麻子「言葉にしなきゃ伝わらないと思ってました」
マスター「私もです」
麻子「本当は言葉より、
伝えてくれた事が沢山あったかもしれないのに」

「大事な事を思い出しました」と
店に戻るマスター

一人残った麻子に
絹雄が話しかける
「良いの?誘拐犯行かせちゃって」
「誘拐?あんなの悪戯に決まってるでしょ」
力なく笑う麻子

麻子「これから、どうしよっかな
私、どうしたら良い?」
絹雄「どうって」

麻子の電話が鳴る
絹雄「敬太君からじゃない!」
麻子「どうしよう!」
「どうしようって、出なよ!」と
麻子に電話を持たせる絹雄


麻子(電話)「はい、、
あんた何を!」と言いかけて
言葉を飲み込む麻子

「…そっか、、判った…
気をつけて帰ってきてね」


麻子の顔色が変わる
電話持って大声で泣き出す麻子

「姉ちゃん泣かないで~
大丈夫だから~大丈夫」と
麻子を一生懸命宥める
お姉ちゃん大好きな
絹雄が本当にいじらしい(笑)


---------------

「エスプレッソの恋人達」
映画を見終えたジャスミン達
敬太「あの映画一個だけ判らなかった
主人公の女は、なんでカップをひっくり返してたの?」
大笑いするジャスミン
「あんた本当に子供ね、女心も判らない
コーヒーの味も判らない」

ジャスミン「最後にもう一つだけお願いがあるの
電話して、お母さんに
心配かけてゴメンって」

敬太「あんたには関係ないだろ!」
ジャスミン「関係あるのよ!
あんたがちゃんと謝れる人間だってとこ見てみたいの!」

敬太「ムチャクチャだな」
「ムチャクチャよ!私はムチャクチャでダメな大人なの!
あんたこんな風になりたくないでしょ!だからお願い!」
とカバンを振り回すジャスミン

「これは要求よ、犯人からの最後の要求」
敬太にオモチャの銃を向けるジャスミン

渋々携帯を出す敬太

敬太(電話)「もしもし、あれ嘘、悪戯
…ごめん」


「要求も通った事だし、これで誘拐も終わり」
立ち去ろうとするジャスミンをじっと見ている敬太

「何よ、見られてたら行けないじゃない」
と自分のスカーフを外して
敬太を椅子に座らせ目隠しする事に

「楽しかった~」と歩き出すジャスミン
再び戻って敬太の頭を抱きしめるジャスミンの目に涙が滲む

敬太「なあ、また誘拐しに来いよ」
ジャスミン「あんたがコーヒーの味が判る
素敵な大人になったらね」


-----------------

喫茶店に戻ってくるマスター
「何してるんですか?」
亀山「掃除です」

そこにミドリがやってくる
園美とデートに行くならバイトを替わろうとするが

「色々あって」と
亀山の様子に全てを察するミドリ
「すみませんこれ、無駄になっちゃって」と
映画のチケットを返す亀山

「ミドリちゃん、少しここお願いしますね
私は大切な人と会ってきますから」と
入れたてのコーヒーを持って二階に上がるマスター
顔を見合わせる亀山とミドリ

ミドリの思いに気付いてる亀山
「もう一回賭けませんか?
僕が勝ったら、もう一度頑張ってみようと思って、恋とか」
ミドリ「私が勝ったら、好きな人を映画に誘ってみる」

運命のお客様は
チラシを片手にぎこちなく席に座る敬太


二階の壁に映る
楽しげにコーヒーを飲むマスターと妻の影
妻が静かにコーヒーカップをひっくり返す。

---- 完 ----


全部を書かない、想像させる
色んな解釈をさせる手法
あれだけダークに引っ掻き回しておきながら
全部回収して心温まる収束
いやはや見事なほさかさんワールドでしたよ

町田君が言っていた
「心がグワングワン揺さぶられる」
まんまと揺さぶられましたよ(笑)

人格が疑われるくらいになれれば
役としては成功と言っていた町田君
怖いくらい大成功でしたね(笑)


登場人物が一人一人本当に愛おしい
これも町田君が言っていた通り(笑)

妻の事を純粋に愛するマスター
伝えたいけど伝えられない妻の思い

自分の気持ちを押し殺して亀山の恋を応援するミドリ

息子が可愛くて仕方が無くて
立派な母親になろうと空回りしながら頑張る継母麻子

お姉ちゃんが大好きでいつも心配してる優しい絹雄

実母とは明かせずに
子供とこんな風にしか接する事しか出来ないジャスミン

そして、こんな風にしか人を愛せない
狂おしいほど園美を愛するあきら

園美の闇の部分を見ると納得出来る
あきらが言った通り
園美が幸せになりたくない、ずっと被害者でいたいなら
どんなに愛しても満足させる事が出来ない
あきらを壊したのは園美なのかも知れないと思いました。


思い出す度に色々と考えさせられる
ほさかさんのダークファンタジー

小さなお茶会。
贅沢なキャスト陣と本当に素晴らしい作品
ありがとうございます
このエントリーのタグ: 町田慎吾 @Cindy_0325_LOL
コメント
379: by Nanan on 2016/01/15 at 11:41:47 (コメント編集)

MAYAさん

お久しぶりです^^

読む方がお疲れ様ですな位
長いですよね(笑)

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